2024ネプコン展について|メイコーテクノ
2024年03月01日時点の情報です。
こんにちは、㈱メイコーテクノ 営業担当の山口裕之です。
弊社コラム、《メタルマスクについて徹底解説》をいつもご覧いただき有難うございます。
今回は、2024年1月24日~26日に東京ビックサイトで開催されました“第39回 ネプコン ジャパン -エレクトロニクス 開発・実装展”について、
世界No1シェアを持つクリームはんだ印刷機メーカー「GKG」社とコラボ出展させていただいた内容の他、展示会で気になった点なども記事にさせていただきます。
なぜこのタイミングになったかというと…そう、全ては私山口が記事をまとめるのが遅かった…わけではありません!
実は2/27(火)に展示会主催社であるRX Japanにて、来場者の職種や業種分析を含む出展報告会があり、
そちらで提供された資料の内容を本記事に反映したかった為なんです。。。ほんとですよ!?(汗)
本コラムは”徹底解説”です。
少しでも読んでいただいた皆様に「へぇ!」と思っていただける記事になるように心がけておりますので、今回も是非最後までご一読下さい。
それでは徹底解説を進めさせていただきます。
1.ネプコンジャパン展とは
さて、そもそもネプコンジャパン展とはどのような展示会なのでしょうか?
基板実装関係だと、私自身6月に開催されるJISSO PROTEC展と合わせて大きな展示会があるよね、くらいの認識でしたが、本コラムを書くに当たって詳しく調べてみましたので以下に簡単にまとめておきます。
●ネプコンジャパン展
・RX JAPAN社が主催する展示会
・毎年1月に東京ビックサイトでの開催の他、5月に大阪、9月に千葉、10月に名古屋でも開催される
・2024年1月来場者 : 77744人(RX JAPAN社展示会報告書より抜粋)
・同時開催でオートモーティブワールドやスマート工場関連の展示会があり、エレクトロニクスだけにとどまらない総合展である印象
●JISSO PROTEC展(電子機器トータルソリューション展としてJPCAショー、その他同時開催有り)
・一般社団法人日本ロボット工業会が主催する展示会
・毎年6月に東京ビックサイトで開催
・2023年6月展示会来場者 : 48,018人 (JPCAショーホームページより抜粋)
・同時開催のJPCAショーは生基板関連がメイン、JISSO PROTECは基板実装関連がメイン、その他もありますが、特に基板関係に重心を置いた展示会である印象
両展示会の来場者の業種内訳を比較してみると、ネプコン展の方はJISSO PROTEC展に比べて基板関連メーカーが多く、JISSO PROTEC展はネプコン展に比べて電子・電気機器メーカーが多くなっているようです。
職種内訳を見てみると、こちらも両展示会を比較してネプコン展は生産技術・製造の方が多く訪れ、JISSO PROTEC展は経営層が多く訪れているようです。
JISSO PROTEC2023
引用:一般社団法人日本電子回路工業会HP 結果報告書 内 来場者分析
()実装関連展2022数値
【】JISSO PROTEC2019数値
来場者の職種内訳
ネプコンジャパン2024
引用:RX JAPAN 第38回ネプコンジャパン 開催結果報告書 内 来場者の業種・職種内訳(資料ダウンロードサイトにリンクします)
2.「リアル」展示会の状況
来場者数をみてみると、ネプコンジャパン展が「アジア最大級」と謳っているだけあって、JISSO PROTEC展の倍近くの来場者となっています。
関東で開催された展示会に絞って去年からの来場者推移を見てみると、コロナ禍から明けた事が有り、どの展示会も大きく来場者が増えています。
コロナ禍においては、マーケティングや営業活動が大幅に制限されていたので、会社や商品について知って頂く機会が非常に限られていて、
我々メイコーテクノとしてもHPを充実させたり本コラムの連載を開始したりとWEBメディアを積極的に活用してきたのですが、
本データから「リアル」の展示会もこれから改めて有効なツールであると感じられました。
ネプコン展の展示内容としては…正直特に目新しい内容は無いのかな…とのレポートが展示会を見学した弊社技術から上がっておりました。
その中で気になった内容をメタルマスク周辺に絞って記載しておきます。
クリームはんだ
各社とも新商品は特になし。ニホンゲンマはType9(はんだ粒径1~5μm)の印刷を成功、マイクロLED対応でグラビアオフセット印刷(転写法)での実施である。
クリームはんだ印刷機
・クリームはんだ印刷機 … 各社ともメタルマスクマスクチェンジャーの搭載機種が増えてきたなと感じたのと、パナソニックがSPシリーズから名称を一新し新たなラインナップを投入、
はんだ自動供給の機構がかわったのと、一番印象的だったのはメタルマスクの裏拭きが布ではなくスキージのようなブレードでの掻き取りであった事である。
これまでの内容で「それってあなたの感想ですよね(ひろゆきだけに…)」というのもありますがご容赦下さいませ。。。
3.GKG社とのコラボ出展の状況
さて、そんな中で2024年1月24日~26日に開催されたネプコン展に、世界No1シェアを持つクリームはんだ印刷機メーカー「GKG」社とコラボ出展させていただいたわけですが、おかげさまで沢山の方にご来場いただきました。
GKGブースにお越しいただきまして誠に有難うございました。
コラボ出展して感じた事としましては、世界No.1シェアであるはずのGKG社クリームはんだ印刷機をご存知の方はご来場者の10%弱であり、ほとんどの方が「知らない」との回答でした。
GKG側からは、あのiPhoneを作っている印刷機だと聞いておりますので、日本市場に関してはこれから認知されていくと面白い商品になるのではないでしょうか。
今回のブースでは、クリームはんだ印刷機2台、ディスペンサー1台、ウエハー用印刷機1台の実機に加え、GKGクリームはんだ印刷機を活用した「はんだ印刷LABO」のご案内をさせていただきました。
ご案内させていただいた内容は以下からダウンロードできるようになっております。
宜しければ今後の参考にお使い下さい。
■GKGブース展示内容
・はんだ印刷LABO
GKGブースの様子は下記リンク先の動画にまとめさせていただきました。
■GKGブース動画
来年のネプコン2025も✨GKG社とコラボ出展させていただく事が決定✨しております。
是非また来年もGKGブースにお立ち寄りいただけますと幸いです。
いかがでしたでしょうか。
まず今回展示会に参加して一番感じたことは、ようやくコロナ禍から脱却してきたのだなというところです。
展示会ってこんなに人がくるんだっけ?!と昼食を取る時にコンビニの行列に並びながら感じた次第です。
会社や商品を知っていただく手段として、改めて「リアル」展示会の有効性を再認識させられました。
今後ともうまく活用していく必要がありそうですね。
東京、神奈川を中心に、おかげさまで最近ではモノづくりの本場、大阪や愛知からのお問い合わせも増えてきました✨
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当社では基板実装におけるお客様の課題解決を目的とし、「本気のモノづくりに応える」を掲げながら日々のモノづくりに取り組んでおります。