メタルマスクとは？｜メイコーテクノ
メタルマスクとは？
初めまして、(株)メイコーテクノ 営業担当の山口裕之と申します。
今回初めてコラム配信を実施するにあたり、我々の想いを伝えたいと思います！
メタルマスクは、基板実装品質そのものと言っても過言ではありません。
しかしながら世の中には、メタルマスクに関する情報はあまりにも少ないです。
そこで、本コラムを通じて情報を共有させていただく事で、より良い製品づくり、ひいては日本の製造業の品質向上にお役に立てるのではないかと考えました。
・メタルマスクってそもそも何なの？
・メタルマスクの作成って何をすればいいの？
・失敗しないコツは？
等々、本コラムはメタルマスク、如いては実装関連情報のハンドブックとなり得るツールを目指しますので、今後も当コラム配信をご贔屓いただけると幸いです。
さて、第一回は、「そもそもメタルマスクとは？」についてお話をさせていただきます。
メタルマスクとは？
プリント配線板の指定位置にクリームはんだを塗布する為の「版」です。
どういう版かというのをすごく簡単に言うと…薄いSUS板に穴を明けたもの！
これだけ聞くと一見どこでも作れる簡単な物だと思うかもしれませんが、実は繊細で精密なμ（ミクロン）レベルの精度を要求され、世の中の電子機器の品質を左右する治工具なのです。
身近な物でミクロンを例えると…
一万円札と同じ位の薄さの板に（100μ）1mm以下の無数の穴をあけて、サランラップの厚み分（20μ）の調整を行い、この季節悩みの種である花粉1/6個分の大きさ（5μ）の公差を検査している治工具となります。
メタルマスクの役割とは
プリント配線板のパッド部分にクリームはんだを効率良く塗布する事に使用されます。
効率良く塗布するには…基板パッドとメタルマスクの穴位置をしっかり合わせる必要があります。
メタルマスクの使用方法
プリント配線板のパッドとメタルマスクの穴位置合わせを行い、クリームはんだを版の上に乗せスキージと呼ばれる「へら」でメタルマスク上を刷ります。
クリームはんだを刷る方法は以下の2種類があります。
◎人の手で行う手動印刷
◎クリームはんだ印刷機にセットして自動印刷
【主なクリームはんだ印刷機製造メーカー】 ※Wikipediaより一部抜粋
いかがでしたでしょうか？
簡単そうで奥が深い！この辺が営業をやっていて面白いところなんです。
弊社ではメタルマスク加工を含む様々なラインナップをご用意し、基板実装のお役に立てるご提案を心がけております。
詳しくはこちらに記載させていただいておりますので、是非ご参照下さい。
